皆さんのオフィスにも複合機(コピー機)は導入してあると思います。では、導入してある複合機(コピー機)、十分に使いこなせていますか?複合機(コピー機)は印刷にコピー、ファックスにスキャンと”多機能”なのが魅力の設備です。
例えば、大量の資料をスキャンにかけ、データ化する作業はよくあることです。しかし、複合機(コピー機)で1枚ずつスキャンしていたのでは日が暮れてしまいます。少なくとも”両面スキャン”で、できれば”自動送り”であれば効率的です。
そこで、今回は複合機(コピー機)の”両面スキャン”と、活用シーンと方法についてご紹介しましょう。
▶︎目次
1.複合機(コピー機)で両面スキャンとは?
冒頭で紹介した通り、大量の資料を1枚ずつスキャンしていたのでは大変に。そんな時は、複合機(コピー機)の”両面スキャン”の利用がおすすめです。では、複合機(コピー機)の両面スキャンの活用シーンについて見ていきましょう。
両面スキャンとは
複合機(コピー機)では原稿(資料)の”両面スキャン”が可能です。両面スキャンとは両面に記載のある原稿を、ただセットするだけで複合機(コピー機)が両面ともスキャンする機能のこと。原稿を手動でひっくり返す必要はないです。
例えば、100枚の原稿を両面スキャンするとして、1枚ずつ手動でスキャンすると複合機(コピー機)から離れられません。その点、複合機(コピー機)の両面スキャンなら原稿をセットし、ボタンを押すだけと側にいる必要はないのです。
両面スキャンの活用シーン
複合機(コピー機)の両面スキャンの活用シーンとしては以下のようなものが。
- 大量の原稿を1度にスキャンしたい
- サイズの異なる原稿をまとめてスキャンする
- 他の作業と並行しながらスキャンもしたい
機種にもよりますが、両面スキャンではサイズの異なる原稿でもスキャンできるものも。1分間に50枚と、超高速でスキャンできるものもあります。複合機(コピー機)の両面スキャンを使いこなせれば、業務効率アップは間違いなしです。
2.複合機(コピー機)の両面スキャンの方法
業務効率アップにつながる”両面スキャン”。では、複合機(コピー機)での両面スキャンの方法としては、どのようなものがあるのでしょうか?また、両面スキャンをする上で知っておきたい、注意点についても合わせてご紹介しましょう。
両面スキャンの方法
複合機(コピー機)での両面スキャンの方法としては、以下の2つが挙げられます。
プラテンカバー
複合機(コピー機)上部の読み取り口を開け、ガラス面に原稿を直接当ててスキャンする方法です。複合機(コピー機)だけでなく、スキャン機能のついた家庭用コピー機にも採用されているもので、馴染みのある方法と言えます。
ただし、この方法だとどうしても1枚ずつ原稿をセットする必要が。両面スキャンするには、原稿1枚あたり2回スキャンすることになり非常に手間がかかります。正直、大量の原稿(資料)を両面スキャンするのには不向きな方法です。
自動両面原稿送り装置
”ADF(自動両面原稿送り装置)”と呼ばれるもので、ファックスのように原稿をセットし、スキャンをスタートするだけで自動で両面スキャンされる方法です。両面(2面)分の時間はかかるものの、誰かが側にいる必要はありません。
また、機種によっては両面同時でスキャンできるものも。片面分の時間で両面スキャンまでできる高性能機種で、1分あたり50枚以上のスキャンができるものもあります。まさに印刷、コピーするような感覚で両面スキャンできる訳です。
両面スキャンの注意点
複合機(コピー機)の”両面スキャン(自動両面原稿送り装置)”は、自動で両面スキャンのできる便利な機能です。しかし、すべての機種に搭載されているわけではなく、仮に搭載されていてもその分だけ本体価格は高くなります。
プラテンカバーと自動両面原稿送り装置を比較すると、プラテンカバーが20万円ほど安いことに。定期的に大量スキャンするならともかく、たまにしか両面スキャンを利用しないのであればあえて自動両面原稿送り装置でなくても大丈夫です。
3.まとめ
今回は、複合機(コピー機)の両面スキャンについて、活用シーンと方法をまとめてみました。大量の原稿を1枚ずつ両面スキャンしていたのでは、1枚あたり2倍の時間がかかる上に、複合機(コピー機)の側から離れられなくなります。
その点、複合機(コピー機)に”両面スキャン(自動両面原稿送り装置)”があれば、原稿をセットしてスタートするだけと簡単に。1分間に50枚以上もスキャンできる機種もあり、両面スキャンの活用シーンというのは意外と広いです。
ただし、複合機(コピー機)に両面スキャンをつけると、それだけ本体価格が高くなります。たまにしか両面スキャンしないのなら、あえてつける必要はありません。ぜひ、紹介した内容を参考に、複合機をより便利に使いこなしてください。