複合機(コピー機)でビジネス書類を”スキャン(スキャナ)”する機会は多いと思います。では、複合機(コピー機)でスキャンしたとき、結果が「ずれる」ことってありませんか?何十枚とスキャンして、なぜか1,2枚だけずれるなどです。
やり直して綺麗にスキャンできるならいいのですが、何度してもずれるときは途方に暮れてしまいます。オフィスの複合機(コピー機)が使えないからと、自宅のコピー機(スキャナ)で代用したり、コンビニまでスキャンしに行ったりは大変です。
そこで、今回は複合機(コピー機)のスキャンがずれる原因と、ずれたときの対処法をご紹介しましょう。
▶︎目次
1.複合機(コピー機)でスキャンがずれる原因
複合機(コピー機)は精密機器なので、ちょっとしたことですぐに不具合を起こします。特によくあるのが”紙詰まり”、次に”スキャンがずれる”です。では、複合機(コピー機)で何度スキャンしても、結果がずれる原因を見ていきましょう。
原稿の配置がずれている
まず、”原稿の配置がずれている”のはずれる原因です。
複合機(コピー機)のスキャナが正常でも、原稿の配置が正しくないと結果はずれてしまいます。手動でセットするタイプだと、挟むときに風圧で原稿のずれてしまうことが。自動で読み取るタイプでも、原稿のサイズが異なると起こります。
原稿が折れ曲がっている
次に、”原稿が折れ曲がっている”のもずれる原因です。
複合機(コピー機)のスキャナは原稿が平らで、汚れのないことが前提です。もし、原稿の端が折れ曲がっていたり、ホコリなどゴミが付いていると結果のずれることが。”原稿自動送り装置”だと原稿の折れ、ゴミなどは故障の原因にも。
原稿に湿気が溜まっている
また、”原稿に湿気が溜まっている”のもずれる原因です。
先述した通り、複合機(コピー機)のスキャナは原稿が平らでないと正確にスキャンできません。原稿に湿気がたまると、紙類は波打った状態に。結果がずれるどころか、湿気った原稿をスキャンにかけると紙詰まりなど故障の原因です。
スキャナが故障している
最後に、”スキャナが故障している”のもずれる原因です。
スキャンがずれる原因の7,8割は原稿側に問題があります。しかし、残りの2,3割は複合機(コピー機)のスキャナ側の問題にも。スキャナはもちろんのこと、複合機(コピー機)自体に不具合があると正確なスキャンできなくなるのです。
2.複合機(コピー機)スキャンがずれるときの対処法
原稿の配置のずれ、折れ曲がりや湿気など、スキャンのずれる原因の7,8割は利用者側(原稿側)に問題があります。反対に、原稿さえ直せば正しくスキャンできるということ。では、スキャンがずれるときの対処法についてご説明しましょう。
原稿を正しく配置する
まず、”原稿の配置を正しいのか”からチェックしましょう。
忙しい業務中、つい急いで原稿をセットしてしまうことはあると思います。ただし、原稿の配置が正しくないと、結果のずれる原因に。手動であれば1枚ずつ丁寧に、原稿自動送り装置であれば原稿のサイズや向きをしっかり揃えましょう。
原稿を適切に管理する
次に、”原稿を適切に管理する”こともとても大切です。
原稿(紙類)はとても環境の変化に弱く、”湿気”がたまるとすぐに波打ってしまいます。また、直射日光の当たる、窓際にあると変色してしまうことも。原稿は乾燥し、温度変化の少ない暗所で保管、早めにスキャンするのがいいです。
メンテナンスを受ける
最後に、”複合機(コピー機)のメンテナンスを受ける”のも効果的です。
先述した2つの対処法を試してもスキャンのずれが解消しないのなら、複合機(コピー機)自体の不具合の可能性があります。まずは販売店や専門業者に点検や整備を依頼し、もし不具合があるのなら修理するのがおすすめです。
3.まとめ
今回は、複合機(コピー機)でスキャンして、結果のずれる原因と対処法についてまとめてみました。オフィスでビジネス書類をスキャンする機会は多いはず。忙しい業務中、何度スキャンしてもずれるのでは業務に影響がでてしまいます。
まずは”原稿が正しくセットされているのか”と”原稿が適切に管理されていたか”を確認しましょう。その上で、まだ改善が見られないようなら、複合機(コピー機)自体の不具合の可能性が。点検や整備、修理など依頼するのがいいです。
ぜひ、紹介した原因と対処法を参考に、複合機(コピー機)のスキャンがずれたときも慌てず確実に解決してください。